1歳の子供が嘔吐した時の原因と対処方法のまとめ

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突然の嘔吐、苦しそうな表情を浮かべる子供の姿に戸惑った経験はありませんか?

授乳期を終え、離乳食も軌道に乗り出した1歳の頃。

元気だと思っていた次の瞬間には突然の嘔吐。母乳やミルクの吐き戻しの光景はよく見ていたママもやはり子供の嘔吐する姿は何度見ても辛いもの。

1歳と言えば、内蔵機能も未発達状態。その為、大人に比べて嘔吐も頻繁に起こします。

一口に嘔吐と言っても、そんなに心配のいらない嘔吐から、重篤になる可能性のある嘔吐まで様々。

今回はその嘔吐について原因と対処方法をご紹介します。

1歳の子供が嘔吐した時の原因と対処方法のまとめ

熱がない「嘔吐」

①笑い過ぎ泣き過ぎ嘔吐

1歳といえば、おしゃべりをしだしたりするなど周囲とのコミュニケーションが楽しくなってきているころです。そんな時、楽しすぎて…。興奮し過ぎて…。なんて時に要注意です。

=原因=

極端に笑い過ぎたり、泣き過ぎたりすると胃に急激に腹圧が掛かってしまいそれが原因で嘔吐に至ります。

=対処方法=

嘔吐した後でも、元気であれば特に心配の必要はありません。

②咳のし過ぎ嘔吐

=原因=

泣き過ぎなどと同様に胃に腹圧が掛かってしまったことが原因です。

=対処方法=

嘔吐のみで熱もなく、元気であれば嘔吐に対する心配はありません。

ただし、嘔吐する程に咳をしている事の方が心配の要素。

喘息などが考えられるので、早めの受診をオススメします。

③便秘による嘔吐

=原因=

意外と多い症例にも関わらず、あまり知られていないのが便秘が原因の嘔吐です。便が溜まってしまい、お腹が張って気持ち悪くなり嘔吐してしまいます。

=対処方法=便秘とはいえ嘔吐する程の便秘は、自力での排便が厳しい場合、早めの受診をオススメします。

また便秘解消後は、便秘が習慣的にならないように注意し食事は繊維質の多いものを、そして野菜や水分を意識して摂取することを心がけてください。

食べることが楽しくなってきた1歳の頃。食べ物などにも工夫をしてあげると共に、規則正しい生活リズムなど、生活習慣全般を見直してあげましょう。

繰り返す「嘔吐」

周期性嘔吐症(自家中毒)

主に2歳から10歳くらいまでの子供に多くみられる症状ですが、1歳半くらいからもかかると言われている病気です。

発熱や下痢などの症状はない場合が多く、さっきまで元気だった子供が突然嘔吐をはじめ、その症状が4~5日続きます。

その後、落ち着いたとしてもまた症状が現れることも。

その他、食欲不振や頭痛、腹痛、倦怠感などの症状がある場合もあります。

=原因=

血中のアセトンという物質が何らかの原因で増殖をし、腹痛や頭痛、嘔吐を繰り返す。はっきりとした原因は解明されていませんが、ストレスや疲れなどが原因との見方が多くあるようです。

=対処方法=

病院への治療は対処方法が基本。脱水症状が見られた場合には、点滴などの対処療法を摂る場合もあります。家庭での治療方法としては、ストレスの緩和など。

また、新学期や発表会などの変化のある時期は子供もストレスを感じやすいのでママは、子供の環境に変化のある時期は、子供の表情や発言内容など小さな変化に注意して見守ってあげましょう。

周期嘔吐症は、身体の発達の進む10歳くらいには発症しにくくなると言われています。1歳時期の発症は少ないとはいえ、注意しておいてあげたい病気です。

熱がある「嘔吐」

①お腹にくる風邪 感染性胃腸炎

嘔吐といえば、一番最初に疑われるのがウィルス性胃腸炎(ロタウィルス・ノロウィルスなど)です。

動き出したり、公園や児童館などに人が沢山いる場所に出かける事が多くなる1歳の頃には、周囲からの感染にも注意が必要になりだす時期ですね。

=原因=

ウィルス感染のため、体内に入ったウィルスを追い出そうと嘔吐や下痢を起こします。

流行時期は、ノロウィルスが秋から冬に掛けて。ロタは冬から春に掛けて。感染力が強いですが、半日から一日でウィルスが排出され嘔吐なども治まる場合が多いようです。

短期間で治まりますが、場合によっては激しい嘔吐と下痢を繰り返し脱水症状を引き起こします。

=対処方法=

①水分補給に注意(脱水予防)経口補水液を早めに利用しましょう。ただし、嘔吐をした直後などは、まだ胃の調子が不安定な為少し様子を見る必要があります。様子が落ち着いてから補水を。

②嘔吐物の適切な処理の仕方(感染予防)

1・手袋やエプロンなど自身にも嘔吐物が直接触れないように着用する。(使用後は処分する)

2・嘔吐物と同量の次亜塩素酸ナトリウムを嘔吐物が飛び散らないようにかける。

3・使い捨てのペーパータオルで飛び散らないようにそっと取り除く

4・嘔吐物で汚れてしまった場所をペーパータオルで覆う。置いたペーパータオルに次亜塩素酸ナトリウムを注ぐ。10分程度放置し拭き取る。さらに、次亜塩素酸ナトリウムをしみ込ませたペーパータオルで汚れた場所を拭き取る。更にその後水ふきをする。

その他、嘔吐に加えて発熱もある症状は…

②インフルエンザ

インフルエンザといえば、高熱のイメージはありますが、高熱により嘔吐を起こす場合もあります。急激な発熱により吐き気や嘔吐を起こし、頭痛なども併発します。

③溶連菌感染症

発熱と喉の痛み、嘔吐などの症状があります。また特徴的なものは、舌に赤い発疹が出るのも特徴です。

いずれの場合も、受診を必要とすると共に感染性胃腸炎と同様に、水分補給と嘔吐した場合には、嘔吐物の適切な処理が大切です。

色々なものに興味を示しだした1歳くらいのこの時期には、嘔吐した直後に処理をしてしまわないと、興味本位で嘔吐物を触ってしまうなども考えられます。

ママは、本当に忙しい状態になりますが、子供のため、感染拡大を予防する為にもここは踏ん張って頑張って処理を心がけてください。

重篤になる危険性のある「嘔吐」

①腸重積

=原因=

腸の一部が腸の中に入り込んで、折り重なってしまうことが原因です。生後4ヶ月から1歳前後に多くみられる病気です。

嘔吐に加え、腹痛や粘血便などの症状も。顔色も悪くなりぐったりしてしまいます。確かな原因は分かっていませんが、ウィルス性の風邪を引いた後に起こしやすいといわれています。

その為、ウィルス性胃腸炎の流行時期でも症状によっては、腸重積も疑う必要もあります。

=対処方法=

上記の方な症状が出た場合には、早急に受診をしましょう。

発症から時間が経っていない場合には、手術なしでも治療は可能です。しかし、発症から24時間以上経過している場合には手術が必要になります。

早期発見が鍵となる病気です。

②髄膜炎

「ウィルス性髄膜炎」「細菌性髄膜炎」と2種類の髄膜炎があります。

=原因=

脳にウィルスや細菌が感染してしまったことが原因です。夏風邪やおたふく風邪が移行して髄膜炎になることもあります。

発症当初は普通の風邪と似た症状で発見がしにくいのが特徴です。また首の後ろに硬直がみられます。

可能であれば、椅子などに座らせ首を前に曲げさせると曲げることが出来ず、背中を痛がります。また時間が経つと、意識混濁、痙攣などの症状が現れます。

=対処方法=

腸重積同様に、上記のような症状が見られた場合にが早期の受診が必要です。

早期に発見し、適切な処置をした場合には、後遺症などの心配はありません。ただし、新生児の場合には、後に発達の遅れやてんかんなどの症状が見られます。

しかし、ウィルス性ではなく細菌性の髄膜炎の場合には要注意。知能障害や、聴力障害、運動障害などの後遺症が残る可能性があります。

今は、予防接種の種類もとても多く、1歳くらいまでは予防接種のためにしょっちゅう病院に通院することになり、その予防接種の多さとそのスケジュール管理でママは本当に大忙し。しかしこの重篤な病気を予防する為にも、任意予防接種であるヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンを摂取は必ず行いましょう。

まとめ

1歳の子供が嘔吐した時の原因と対処方法のまとめ
・ 熱がない「嘔吐」
・ 繰り返す「嘔吐」
・ 熱がある「嘔吐」
・ 重篤になる危険性のある「嘔吐」

1歳といえば、伝い歩きから歩き出し、喃語から言葉になり可愛いさかりですね。

そんな中でもやはり子供の体調の変化は注意しておきたいもの。とりわけ、嘔吐は前述の通り、心配のいらない嘔吐から重傷化し手術の必要や最悪の場合生命の危機を招くものまで。

いずれにしても、嘔吐だけではなくその他の症状もママはしっかりチェックをし、必要に応じて受診をしましょう。

また、子供のことばかり気にしてしまいがちですが、感染性のものはママが一緒に感染してしまっては大変です。

嘔吐物の適切な処理、手洗いなど周囲の家族の予防をしっかりと心掛けながら、子供に寄り添ってあげてください。

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