核黄疸(かくおうだん)とは?原因や新生児がなってしまった場合の治療法まとめ

Infants medical examination

核黄疸という病気の名前を知っていますか。

もしかしたら、知らない人が多い病気かもしれません。我が子をしっかり健康に育つためにも、病気の知識を確認しておきましょう!

核黄疸とはどういう症状なのか、原因なのかなど、徹底解明していきましょう!

核黄疸(かくおうだん)とは?原因や新生児がなってしまった場合の治療法まとめ

核黄疸の症状

核黄疸の前に、黄疸についてお話します。

黄疸とは、赤ちゃんが生まれてしばらくすると、血液中の赤血球が分解されて黄色い色素をもつビリルビンという成分が大量に発生することで発生するもの。大人であればビリルビンは肝臓で処理されて排出されるのですが、生まれたての赤ちゃんは体が未熟なためにビリルビンの処理が追いつきません。その結果、出生後1週間ほどは皮膚が黄色くなってしまいます。一般的に、ビリルビンは徐々に処理されていき、肌の黄色も引いていきます。平均的には、1週間前後で無くなると言われています。

しかし何らかの理由でビリルビンの多い状態が続くと、脳内の大脳基底核という部位にビリルビンが流れ込み、脳の中に沈着します。脳内のビリルビンが増えて神経細胞を傷つけ、脳性まひを引き起こす病気が「核黄疸」です。

症状は、3段階に分かれています。第1期(発病2〜3日)に筋緊張低下、嗜眠(しみん)(眠っているような状態の意識障害)、哺乳力の低下などがみられます。この段階では適切な治療で改善する可能性があります。 しかし、第2期(発病約3日〜1週間)には筋緊張の亢進(こうしん)、後弓反張(こうきゅうはんちょう)(後ろに弓なりに反る)、発熱、甲高い泣き声、けいれんなどを示し、第3期(発病1週間以降)には筋緊張の亢進は弱まりあるいは消えていきます。この時期に死亡したり、生存しても慢性期(生後1年〜1年半)の症状として脳性麻痺、知的障害、難聴などが認められます。

難しく、3段階に分けましたが、初期段階のわかりやすい症状としては、母乳の飲みが悪い、常にウトウト眠そうにしている、筋肉がダラッとしているなど、いつもより元気がないと感じるというものです。

核黄疸の原因

核黄疸には、3つの種類があり、それぞれに原因があると言われています。

<新生児溶血性黄疸>

血液型不適合妊娠(ABO式、Rh式)やママ自身の病気、胎児の赤血球の先天異常などが原因です。特にママと胎児の血液型が異なるために起こる血液型不適合妊娠が最も多く、ママの抗体が胎児の体内に移行することで胎児の赤血球が破壊されて大量のビリルビンが生み出され、黄疸が現れます。

<新生児肝炎症候群、先天性胆道閉鎖症>

本来肝臓で処理されたビリルビンは胆汁として腸に排出されますが、何らかの原因で胆汁が血液に逆流すると血液中のビリルビン値が上昇します。これによって黄疸が現れます。

<多血症>

胎盤から送られる血液が過剰になったり、胎盤機能に障害が起こっていたりすることで、胎児の血液中の赤血球が過剰に増えた状態になります。多血症の状態で生まれてきた赤ちゃんは過剰にビリルビンが作られるために黄疸が現れます。

核黄疸の治療法

核黄疸になる前にビリルビンの値を下げる治療が行われます。日光や蛍光灯などの光に当たると、血液中のビリルビンの濃度が減少することがわかっています。そのため、血液中のビリルビン値が高い場合には、青い光や緑色の光を当てる光線療法が行われます。

ほとんどの場合は光線療法で治りますが、どうしても値が下がらない場合には体内の血液をすべて置き換える「交換輸血」が行われます。血液をすべて取り替えることでビリルビンの値を下げて、核黄疸のリスクを抑えることができます。

また、日本の産院では、出産後の入院中に赤ちゃんの血液検査をするため、すぐにビリルビンの濃度を検査することが可能。初期段階での発見ができ、早期対応も出来ます。

新生児が核黄疸にならないための予防法

日本では、前述した通り、血液検査などをしたり、早期治療をしたりすることで、核黄疸の病気になる新生児の数が減ってきてはいます。しかし、なるべくなら、黄疸だけで終わってほしいもの。

そうならないためにも、まずは、早産や低体重で出産にならないように、健康的な食生活や適度な運動を行うことが必要です。低体重であればあるほど、ビリルビンの処理が難しいようです。また、早く母乳を吸わせ、便を出させることも必要です。しっかりと、赤ちゃんの体内の臓器が活動できるようにしていきましょう。

まとめ

核黄疸(かくおうだん)とは?原因や新生児がなってしまった場合の治療法まとめ
・ 核黄疸の症状
・ 核黄疸の原因
・ 核黄疸の治療法
・ 新生児が核黄疸にならないための予防法

核黄疸(かくおうだん)とは?原因や新生児がなってしまった場合の治療法まとめ、いかがでしたか。

核黄疸はとても怖い病気です。治療法があるとはいえ、不安ですよね。そうならないためにも、妊娠中からしっかりとした食生活と運動を行い、母子ともに健康でいられるようにしましょう!

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