新生児仮死とは?定義や原因は?後遺症や蘇生についてお答えします

Infants medical examination

新生児仮死という言葉を知っていますか。

初めて聞いたママも多いのではないでしょうか。でも、仮でも死という言葉があると怖く感じると思います。

しっかりと、どのような症状なのかなどの疑問を解明していくので、チェックし、知識を増やしておきましょう!

新生児仮死とは?定義や原因は?後遺症や蘇生についてお答えします

新生児仮死の症状

新生児仮死とは、生まれたばかりで起こる呼吸・循環不全による低酸素状態になることをいいます。

胎児はへその緒を通してママから栄養や酸素をもらったり、二酸化炭素や老廃物を戻して処理してもらったりしています。

分娩時には、へその緒を通じての呼吸が、赤ちゃん自身の肺で自発的な呼吸へと切り替わります。

しかし、通常なら産後30秒以内に赤ちゃんの肺に空気が入って自発呼吸が始まって大きな産声を上げるのですが、最初の呼吸が上手くいかない、あるいは循環不全で酸素が体をめぐらずに低酸素状態に陥ってしまうのです。

新生児仮死の原因

新生児仮死の原因は4つあげられます。

<母体の状態>
妊婦さんがもともと心臓疾患や腎臓疾患などの病気を患っていたり、妊娠高血圧症候群で胎盤機能が落ちていると、リスクが高くなります。

<赤ちゃんの状態>
赤ちゃん自身に神経の病気がある場合にも、自発呼吸がうまくいかないことがあります。筋肉の病気がある場合も、呼吸筋をうまく動かすことができず、呼吸がしっかりできないことがあります。呼吸ができないとチアノーゼが起こり、いずれの場合も、蘇生が必要となります。

<胎盤の状態>
胎盤早期剥離、という状態になってしまった場合、緊急で対応が必要になります。分娩よりも先に胎盤が剥がれ始めてしまい、子宮内での出血が止まらなくなります。赤ちゃんは失血により仮死となり、お母さんも出血が原因でショック状態となってしまいます。死産になる可能性もあり、お母さんの命も危険です。また、前置胎盤で出血した場合や胎盤梗塞、妊娠満期を過ぎて胎盤機能が低下していくことも、仮死の原因の1つと考えられています。

<臍の緒の状態>
臍の緒が圧迫され、赤ちゃんに血液が流れにくい状態になると、仮死の原因となります。臍の緒が先に出てきたり、赤ちゃんの体に巻き付いていたりすると、分娩の時に赤ちゃんが圧迫されるため、仮死の原因となってしまうのです。

新生児仮死の蘇生方法

蘇生法はもちろん、お医者さんや看護師、助産師が行うことです。両親が行うことはありません。

産まれて、すぐに赤ちゃんの状態(肌や呼吸など)をチェックし、仮死状態なのかどうかを判断します。その後、新生児の体温低下を防ぐため、インファントウォーマー上で蘇生を行います。口腔内の羊水を吸引し、刺激を行い呼吸しやすくします。

呼吸状態が安定しない場合は、マスクとバッグまたは気管内挿管をして人工呼吸を行います。また、重症新生児仮死では全身の臓器障害を合併するため、それに対して必要な治療を行います。

産んですぐのことのため、焦ってしまうかもしれませんが、そこは、ずっと信頼してきたお医者さん達に任せましょう。

この産まれた時の赤ちゃんをチェックすることをアプガースコアと言います。60年以上前にアメリカで発案され、現在でも一般的に用いられています。

生後1分と5分の2回ずつ、それぞれ10点満点で評価します。7点以上であれば正常、4~6点で軽症の新生児仮死、0~3点で重症の新生児仮死と判断されます。

新生児仮死の後遺症

新生児仮死によって真っ先に影響を受けるのは、赤ちゃんの脳です。

脳細胞は酸素不足が続くと壊死し、二度と本来の姿に戻ることはありません。新生児仮死の状態が長引き、酸素が足りない時間が長くなればなるほど、赤ちゃんの脳細胞の壊死が進み、予後に後遺症が現れる可能性が高くなります。

脳のどこが壊死したかで現れる障害も異なり、知能障害や運動障害など様々です。新生児仮死による後遺症が現れるかは、1歳頃までにほとんどわかるといわれています。

症状が重いほど早期に判断されます。1歳を過ぎるまでに特別発育上の問題がないようなら、後遺症が現れる可能性は低いと考えられます。

まとめ

新生児仮死とは?定義や原因は?後遺症や蘇生についてお答えします
・ 新生児仮死の症状
・ 新生児仮死の原因
・ 新生児仮死の蘇生方法
・ 新生児仮死の後遺症

新生児仮死とは?定義や原因は?後遺症や蘇生についてお答えします、いかがでしたか。

陣痛の痛みを乗り越えて、やっと産まれたのに…と思ってしまうかもしれませんが、早期発見により、後遺症なく、元気に健康で育っていく赤ちゃんもいます。仮死状態でも、ママやパパだけではなく、お医者さん達みんなが頑張ってくれます。

そして、1番頑張っている赤ちゃんの力を信じて、元気に育っていくように、ママやパパも頑張りましょう!

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