高アンモニア血症とは?原因はなに?新生児がやったときの対処法

Umbilical granuloma

高アンモニア血症という病名を聞いたことはありますか。

知らない方が多いのではないでしょうか。この病気は新生児がなるものなので、小さい可愛い我が子に病気がかかったら…と心配するだけではなく、この病気についての知識を知っておきましょう!

いろいろな知識を知ることで、ママやパパの不安、つまり、赤ちゃんの不安も取り除くことが出来ると思います。

高アンモニア血症とは?原因はなに?新生児がやったときの対処法

高アンモニア血症とは?

高アンモニア血症とは、血液中にアンモニアが蓄積してしまう病気です。

アンモニアは人体にとって有害な物質なので、血液中の濃度が高まると意識障害などを起こす危険性があります。生まれたばかりの赤ちゃんに限らず、大人でも発症します。

高アンモニア血症を発症した場合、現れる症状は軽度なものから重度なものまで様々あります。

<軽度の症状>嘔吐、発育・発達の遅れ、異常行動など

<重度の症状>母乳・ミルクが飲めない、昏睡状態など

新生児期に急性で発症するのが一般的で、この場合はすぐにアンモニアの除去を行わないと死亡する可能性もあります。

また、遅れて発症する場合もあって、乳児期以降に異常行動や痙攣、嘔吐などがみられるケースもあります。

高アンモニア血症の原因は?

体内では日々たくさんのものが消化・吸収され、有害なものが排泄されています。

その代表がアンモニアです。たんぱく質がアミノ酸へ分解される過程でアンモニアは発生しますが、「尿素サイクル」と呼ばれる様々な酵素の働きによって、有毒なアンモニアが無害な尿素へと変換されているのです。

ところが、先天的に尿素サイクルの酵素の一部が欠けてしまうなどの異常があると、生まれてきた赤ちゃんはアンモニアを無害化することができないために高アンモニア血症を発症します。

たんぱく質を摂取して体内での分解が始まると、排泄されないアンモニアがどんどん蓄積されてしまいます。そのため、新生児期に高アンモニア血症に陥ってしまうのです。

高アンモニア血症の診断方法

先天性の病気である高アンモニア血症をどのように診断するのでしょうか。その診断方法は、新生児マススクリーニング検査と呼ばれる検査を行う方法です。

新生児マススクリーニングの方法は、赤ちゃんのかかとから少しの血液を採取し、検査します。簡単な検査なので、赤ちゃんに負担が掛かることもありません。

検査結果は1~2週間ほどでわかります。治療せずに放っておくと、知能や発達に遅れが出る、最悪の場合死に至るなどの影響もある病気ばかりですので、新生児マススクリーニング検査での早期発見が大切となります。

新生児マススクリーニング検査には、検査料と採血料の2つがあります。調べるための検査料は全額公費負担ですが、採血料は個人負担で数千円ほどです。また、精密検査が必要となった場合は、保険適用で一部自己負担の費用となります。

高アンモニア血症の治療法

まず、すみやかに血中に溜まったアンモニアを体の外に排出させる必要があります。そのため、アンモニアを排出する作用のある薬やアンモニアの分解を促す点滴や酵素を投与します。

症状が落ち着いてきたら、体の中にアンモニアが生成されるのを抑えるために食事療法がおこなわれます。アンモニアが生成されないように、たんぱく質やアミノ酸が取り除かれたミルクを飲ませます。

高アンモニア血症は、先天的なものが原因でおこるため予防することは難しい病気です。治療するまでに時間がかかってしまうと重症になってしまいます。できるだけはやく発見して治療を開始するようにしましょう。

高アンモニア血症の予防法

赤ちゃんの高アンモニア血症は先天的なものが原因なので、残念ながら予防できる病気ではありません。それだけに、できるだけ早期に発見して治療を開始することが大切です。

新生児マススクリーニング検査におけるタンデムマス検査で高アンモニア血症の可能性を診断できるため、しっかりと診てもらいましょう。最近では高アンモニア血症の予後もよくなってきています。難しい病気ではありますが、きちんとした治療を続けて少しずつ改善していってくださいね。

まとめ

高アンモニア血症とは?原因はなに?新生児がやったときの対処法
・ 高アンモニア血症とは?
・ 高アンモニア血症の原因は?
・ 高アンモニア血症の診断方法
・ 高アンモニア血症の治療法
・ 高アンモニア血症の予防法

高アンモニア血症とは?原因はなに?新生児がやったときの対処法、いかがでしたか。

先天性のため、予防法がなく、歯がゆい気持ちもあると思います。しかし、新生児の検査方法をしっかりと行うことで、早期発見にも繋がり、対処方法も見つかっていきます。

頑張って産んだ我が子の命を大切にするためにも、検査代の準備など、ママやパパが出来ることを行うようにしましょう。そして、医師との連携も必ず行うようにしていきましょう。

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